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不定期刊行会誌「カケラ」コンセプト&こだわりポイント



 創作サークル「空想工房」の不定期刊行会誌「カケラ」。  そのコンセプト&こだわりポイントをご紹介いたします。


 

1.「会誌」であること


 「カケラ」はいわゆる「個人誌」ではなく、複数人で作成する「会誌」スタイルです。

 各号ごとに参加者もゲストも入れ替わるので、誰が参加しているのか一目で分かるように、必ず表紙に参加者名を明記するようにしています。



2.視認性


 表紙というとどうしてもメインのイラストに目が行きがちですが、文字情報も重要ですので、配置や視認性には毎回注意を払っています。

 また、実際の即売会で陳列した時に、テーマやジャンルの表記部分が別の本の陰になって隠れがち、ということに気づいてからは、「テーマ・ジャンル」の文字配置を変更しました。(Vol.05より)



3.表2・3印刷


 「カケラ」は創刊号より「表2・3印刷」(表紙・裏表紙の裏側にも印刷をすること)を行っています。

 印刷所の有料オプションに入っていたので使ってみたかった、というのが正直なところですが、表紙をめくった時、本来なら真っ白な部分に色がついているだけでインパクトがあるので、毎号必ず入れています。

 この「表2・3」に関しては表紙担当の絵師さんではなく、サークル側で作成することがほとんどですが、その都度、いただいた表紙の色味やテーマに合うようなものを選択しています。


 

 以上が、会誌「カケラ」共通のコンセプト&こだわりポイントです。

 ここからは「装丁まとめ」に参加させていただいている5作品について、詳しくご紹介していきましょう!(刊行順でのご紹介です)


 

「カケラ」 Vol.02(テーマ:スパイと相棒/ジャンル:ミステリー)

表紙イラスト:KaLさん(twitter)(web

 

 Vol.02の表紙はサークルメンバーのKaLさんにお願いしました。

 「スパイと相棒」をイメージして、ハードボイルドな雰囲気の表紙に仕上がっています。  当初は表紙のみお願いしていたのですが、裏表紙にも是非この背景が使いたい、とお願いして作っていただきました!



 

「カケラ」 Vol.03(テーマ:ボーイミーツガール/ジャンル:SF)


表紙イラスト:アキトさん(twitter


 Vol.03の表紙を担当してくださったのは、ゲストのアキトさん。

 文字入れも引き受けてくださいまして、とてもスタイリッシュな表紙に仕上がっています。

 宇宙を思わせる深い青を基調に、ピンクや水色、グリーンの差し色がオシャレです!

 裏表紙は表紙で印象的なピンクか水色にしようと迷っていたところ、「だったら両方使ってしまえば?」という助言を頂き、グラデーションにしました。



 

「カケラ」 Vol.04(テーマ:秘密/ジャンル:青春)


表紙イラスト:日向ひこさん(twitter


 Vol.04の表紙を担当してくださったのは、ゲストの日向ひこさん。

 難しいテーマ&ジャンルでしたが、まさしく「青春の秘密」な表紙に仕上げてくださいました。

 実は同じイラストで色味違いを2種類出してくださって、どちらも素敵で最後まで迷いました。



 

「カケラ」 Vol.05(テーマ:幽霊/ジャンル:和風幻想譚)


表紙イラスト:ZARIさん(twitter


 Vol.05の表紙を担当してくださったのは、ゲストのZARIさん。

 ポップなのにどこかもの悲しい、とても素敵な表紙に仕上げていただきました。

 文字入れも込みで引き受けてくださり、テーマ&ジャンルにぴったりのデザインになっています。


 今回はジャンルに合わせて全体的に和風デザインで行こう、ということになったのですが、普段裏表紙を作っている小田島が使いやすい和風素材を持っておらず、裏表紙はサークルメンバーの泡野さんが作ってくださいました!



 

「カケラ MONO」(テーマ:コンパス)


 増刊号「カケラ MONO」は、「普段と違うことをしよう」をコンセプトに、あえてイラスト表紙ではなく写真表紙にしました。

 「コンパス」と言っても色々あるのですが、画像素材で探すとやはりダントツで「方位磁針」が出てきます。本当は複数の「コンパス」をまとめて出したかったのですが、なかなか難しくて断念しました。

 また、全体的に雑誌風のデザインにしたかったので、色々な雑誌の表紙を参考に文字を配置しました。  実は入稿する直前になって、データをRGBで作っていたことが判明し、慌ててCMYKで作り直した経緯があります。なので色味を補うために、表紙の紙は「アラベール ナチュラル」を使っています。効果があったかどうかは……よく分かりません……。


 

最後に


 創刊号から最新の増刊号「MONO」まで、会誌「カケラ」はちょ古っ都製本工房さんにお願いしています。

 限られた予算で、表2・3印刷やPP加工まで出来ているのは、ひとえにちょ古っ都さんの驚くほど格安な料金プランのおかげです。  出版業界の不況に加えてこの状況下で、各印刷会社も苦境に立たされていると聞き及んでおります。微力ながら少しでも支援できればと、テキレボEX2合わせで増刊号「カケラMONO2」の刊行を予定しております! そちらも是非、ご覧いただければと思います♪



 

創作サークル「空想工房」 web / twitter / webカタログ

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