第一印象を決める装丁。
書影そのもののデザインも大きいですが、同人誌ならではのこだわれるところに「紙」があります。
さて、ここにちょうどよくふたごデザインな二冊がありますので、比較してみましょう。
①「わたしせいかつ 色と音の小さなせかい」https://plag.me/p/textrevo_ex2/10330
表紙:アートポスト紙・200kg ※厚さ約0.23mmのコート紙より強い光沢のある紙
加工:PP加工(クリアPP)
本文用紙:書籍用紙90㎏(淡クリームキンマリ) ※上質90K(約0.12mm)とほぼ同じ厚さ
②「まるさんかくの日々 2020」https://plag.me/p/textrevo_ex2/10379
用紙:マットポスト紙・220kg ※厚さ約0.26mmのアートポストの光沢を抑えた紙
加工:PP加工(クリアPP)
本文用紙:上質70㎏ ※約0.09mmで一般的なコピー用紙より少し厚めの紙
印刷製本はどちらも ちょ古っ都製本工房 さま、用紙についての補足もちょ古っ都製本工房さまのサイトからです。
まずは印刷所に出したデータ、を好き勝手配置した作品紹介の画像。
見てわかる通り、基本的に同じ素材で組んでいます。
これは実物の外側。
若干色味が変わりましたね。
うとうと。
開いてみましょう。
ぺらっ。
楽しいですね。
ちなみに表紙裏(表2)は本文用紙の色が反射しているわけではありません。
重ねてみましょう。
ぱあああ。
ピンクの印象がはっきりと違いますね。
寒色系と暖色系。ブルべとイエベ。
反射を比べてみましょう。
ぱああああ。
黒インクがぷるんと乗っている感触が好きです。
以上、ふたごデザインな二冊の比較でした。
ちなみにですが、
・文字と絵
・右開きと左開き
・フルカラー印刷とモノクロ印刷
というように内容もふたごちゃんしております。
ぜひあわせてお楽しみください🌼
書いた人:ワタリマコト Twitter
絵描き時々文字書き。
現実からちょっぴり離れたせかいを短いことばと水彩画で綴ります。人の気配は少なくて、視覚的で幻想的で、ふとした瞬間をやわらかく包み込む作風です。
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